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高越山登山道の復旧

 

高越登山道が崩落により塞がれていましたが
(9/16の高田会員からの巡視報告)
9/24に高田、佐光の両会員と吉野川市の職員3名で修復しました。
当初、吉野川市は「専門業者に撤去工事に出す」と言っていたそうですが、
参加者が協力して落石の撤去を行ってきました。
 

落石状況
 

▼登山口(お寺前)から30分ぐらいの地点の崩落状況


復旧状況 

▼復旧後の山道状況

日本カモシカ目撃情報

9/23 中野会員からのカモシカ目撃情報です。

撮影場所は高越寺の裏参道です。

高越山カモシカ



シコクシラベ樹木ガード設置

 
剣山山頂付近の北西側斜面約900平方メートルに
自生するシコクシラベ約50本に、
会員5名(今川、岡本、佐光、南、西木)が
9/13に防護ネットを設置した。

 

シコクシラベは標高約1700メートル以上に分布する
マツ科の常緑針葉樹で、四国山地の亜寒帯性を示す
希少種です。

今年の6月に約30本がシカの食害で
枯死しているのが確認されたことを受けて行った。
同時に周辺の被害調査もしたが、
新たな食害や枯死した木は見つからなかった。

 ※9/24 徳島新聞記事 地域版より

新聞記事

シコクシラベ3

▼参加者会員(左より 西木、南、岡本、佐光、今川) 

樹木ガード設置 

▼樹木ガード設置状況












































 








  
 


























 



剣山の登山道GPS調査

9/15に、剣山の登山道の正確な地図情報を取得するための調査が
登山口の見ノ越から山頂にかけて行われ、
剣山クラブから3名(井浦,平井,桑原)が参加しました。
 
国土地理院や県の職員と登山愛好家の23人が2班に分かれて調査。
調査班は、衛星利用測位システム(GPS)を2台ずつ持ち、
山頂までの2ルートを7時間かけて詳しく調べた。
 
現在の地図は地理院が約10年前に更新した地図で、
GPSほどの正確な測定を登山道で行っていないため、
実態と異なる箇所がある。
今回の調査は実態に即した地図を作製しようと、
国定公園指定50年を契機に県と地理院が協力して行った。
 
今回集めた情報は、国土地理院の地図や、
県が本年度中に発行するトレッキングマップの作製に活用します。

年度内に一ノ森登山道の調査も行う予定です。


GPS調査 

▼GPS機器は平井会員と桑原会員のリュックにしっかりと固定されています。









剣山山頂の北斜面シコクシラベの樹木ガード設置

9月13日に剣山山頂北斜面(二度見峠)付近の
シコクシラベ50本を5名(今川、西木、南、岡本、佐光)で
シカの食害から守る、樹木ガードを設置してきました。

密猟情報

▼会員さんからの情報です。

現場は営林小屋跡から落合峠を登るコースの最後、道路に出る地点(落合峠から
車道を下って数百メートル)の下50m位の林の中です。

密猟者は愛媛ナンバーの3人で、音声テープ、鳥もち(なんと10本ほど)を撤
去するまで見届けました。証拠隠滅のためか捕獲した野鳥を1羽?放したようで
す。
三人のうちの一人が食ってかかってきて、一人だったものでちょっとヒヤッとし
ました。道具類をみると素人の域を超えており、セミプロのような感じがしまし
た。

早速、県に報告をしたところ、次の返信が来ました。

▼県からの返信
検挙は現行犯逮捕でないと難しいらしいです。
密猟パトロールのポイントにはなると思います。

密猟や盗掘に出会った時に一人では危険ですね。
今年も一人で盗掘現場に出会った報告がありましたが,
注意をしたら逆ギレされて非常に怖い思いをしたとのことです。

パトロールに行かれる際には,安全第一でお願いいたします。

博物ニュースNo.003  シオザキソウ・ハラビロミドリオニグモ・ざとうむし

博物ニュースNo.003

「シオザキソウ」
「ハラビロミドリオニグモ」
「ざとうむし 」


 きく科せんじゅぎく(こうおうそう)属シオザキソウ
アメリカ原産で、和名の由来は、1957年東京都江東区塩崎町で発見されたためについた名で、園芸作物のマリーゴールドの原種です。徳島県で見られる機会は非常に少ないと思われますが、林道の開設など撹乱地に侵入します。現在は改良種のマリーゴールドと呼ぶ園芸種が一般的で、孔雀草とも呼ばれ、花壇花として利用されています。
 昭和30年~40年代では、小型の万寿菊と切り花用の千寿菊が栽培されていました。その後、根から出る特殊な香りが土壌線虫(根こぶ線虫など、別名ネマトーダー)の駆除効果が知られています。
 
 ハラビロミドリオニグモ
 シオザキソウの葉上に止まっていたので撮影し拡大して見たら、ハラビロミドリオニグモと呼ぶ「くも類おにぐも」の仲間でした。大きさは4~6mm位でしょうか。雌は雄に比べて一回り大きいのが特徴です。
 くも類(足8本)は昆虫(足6本)とは別の仲間であり、くも類によく似ている「ざとうむし」(だにに近い仲間)の仲間が有り、別に分けられていて、自然界では自然度の高さの指標になっています。
パトロール中に出会う事が多いので気をつけて見て下さい。動きは遅いです。

昨年11月1日撮影の「シオザキソウ」

博物ニュースNo.002 ヒラズゲンセイ

博物ニュースNo.002  ヒラズゲンセイ
 
今回はヒラズゲンセイの鮮明な写真をお届け致します。
大きさは全長3cm位です。

2013年7月14日に黒沢湿原の道路沿いで写したもので、
クマバチの幼虫に寄生されると言われています。

日本では最初に高知県で報告されたので、
トサヒラズゲンセイと呼ばれる事もあったそうです。
詳しくはネットで見られますが、気をつけていれば
徳島県でも見られる事が分かりました。


ヒラズゲンセイNo3 
▲ヒラズゲンセイ 



NPO法人剣山クラブ




博物ニュースNo.001 アイラトビカズラ

博物ニュースNo.001 アイラトビカズラ 
 
日本では古くから、熊本県の相良地方での1本のみが知られていました。
海外渡航者が持ち込んで来た物でないかとの風説がありましたが、
2000年に佐世保市の無人島で見つかった事で
中国、インド方面から海流伝播だと分かりました。

2000年4月、本県の県立農業大学校でハウス栽培されていたものに
花が沢山咲きましたが、種子が出来て稔る事は有りませんでした。
挿し木(クローン)にして育てたところ、14年振りに初めて一莢のみ稔りました。
 花柄先端からの長さは47cm有り、
一莢は約4cm×4cm、蔓の太さは地上高40cmで直径9cmです。

写真からも分かるように、さやの表面は黄褐色の粉毛で覆われていましたが、
日ごとに脱落しています。粉毛は刺毛で、
皮膚に付着するとイラガに触った時のようにチクチクします。

日本の木本植物学の第一任者の村田源先生に報告した所、
京都大学標本庫にはインド産の種子しか無く、
花は同大学の温室で見た事があるそうで、
莢が見られるのは日本初だそうです。
(大学の標本庫に納めたいとの事で
木質部の一部を付けて切り取り、送付しました。)


アイラトビカズラNo1 

▲アイラトビカズラ


NPO法人剣山クラブ

NPO法人剣山クラブ活動レポート。8月2、3日の県内研修について。

 雨中での集合写真(剣山山頂北西斜面)
NPO法人剣山クラブの定期研修会の帰り。
今回の研修会は、剣山山頂の頂上ヒュッテ〝雲海荘〟を
お借りして行いました。主でクラブの会員でもある新居さん、
お世話になりました。また、参加いただいた会員のみなさん、
ありがとうございました。


8/3
▲台風12号の影響から、大雨の中での記念撮影に。
それでも参加された会員のみなさんには笑顔がありました。





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Author:NPO法人剣山クラブ
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