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博物ニュースNo.003  シオザキソウ・ハラビロミドリオニグモ・ざとうむし

博物ニュースNo.003

「シオザキソウ」
「ハラビロミドリオニグモ」
「ざとうむし 」


 きく科せんじゅぎく(こうおうそう)属シオザキソウ
アメリカ原産で、和名の由来は、1957年東京都江東区塩崎町で発見されたためについた名で、園芸作物のマリーゴールドの原種です。徳島県で見られる機会は非常に少ないと思われますが、林道の開設など撹乱地に侵入します。現在は改良種のマリーゴールドと呼ぶ園芸種が一般的で、孔雀草とも呼ばれ、花壇花として利用されています。
 昭和30年~40年代では、小型の万寿菊と切り花用の千寿菊が栽培されていました。その後、根から出る特殊な香りが土壌線虫(根こぶ線虫など、別名ネマトーダー)の駆除効果が知られています。
 
 ハラビロミドリオニグモ
 シオザキソウの葉上に止まっていたので撮影し拡大して見たら、ハラビロミドリオニグモと呼ぶ「くも類おにぐも」の仲間でした。大きさは4~6mm位でしょうか。雌は雄に比べて一回り大きいのが特徴です。
 くも類(足8本)は昆虫(足6本)とは別の仲間であり、くも類によく似ている「ざとうむし」(だにに近い仲間)の仲間が有り、別に分けられていて、自然界では自然度の高さの指標になっています。
パトロール中に出会う事が多いので気をつけて見て下さい。動きは遅いです。

昨年11月1日撮影の「シオザキソウ」
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