県外研修(7/19姫路城~生野銀山、7/20蘇武岳)

▼国宝姫路城
姫路城は平成5年12月、奈良の法隆寺とともに、
日本で初の世界文化遺産となりました。
シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」の愛称で親しまれる姫路城。
白漆喰総塗籠造りの鮮やかな白の城壁や5層7階の大天守と東、西、乾の小天守が
渡櫓で連結された連立式天守が特徴です。
姫路城の大天守は、慶長14(1609)年に建築されたもの。
400年以上が経過した現在でも、その美しい姿を残しています。
▼生野銀山坑口
生野銀山は平安時代初期の807年の開坑と伝えられるが、詳細は不明。
1542年、但馬国守護大名・山名祐豊により、岩見銀山から
採掘・精錬技術を導入し、本格的な採掘が始まった。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といった時の権力者は直轄地とし、
佐渡金山(越後)、石見銀山(石見)とともに重要な財源とした。
江戸時代に、第三代将軍・家光の頃に最盛期を迎え、月産約562kgの銀を産出した。
江戸中期には銀に換わり、銅や錫の産出が激増している。
明治元年から日本初の政府直轄運営鉱山となり、お雇いフランス人技師らの助力を得て、
先進技術を導入し近代化が進められた。
昭和48年、鉱石の品質の悪化、坑道延長が長くなり採掘コストが増加し、
山ハネなどにより採掘が危険となったことから閉山し1200年の歴史に幕を閉じた。
坑道の総延長は350km以上、深さは880mの深部にまで達している。
▼蘇武岳登山道
▼蘇武岳山頂
兵庫県美方郡香美町と豊岡市との境界に聳える一等三角点の山である。
標高1,074.4m。兵庫50山の一つ。氷ノ山後山那岐山国定公園に属する。
登山家・加藤文太郎と植村直己が愛した故郷の山として知られる。