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博物ニュースNo.001 アイラトビカズラ

博物ニュースNo.001 アイラトビカズラ 
 
日本では古くから、熊本県の相良地方での1本のみが知られていました。
海外渡航者が持ち込んで来た物でないかとの風説がありましたが、
2000年に佐世保市の無人島で見つかった事で
中国、インド方面から海流伝播だと分かりました。

2000年4月、本県の県立農業大学校でハウス栽培されていたものに
花が沢山咲きましたが、種子が出来て稔る事は有りませんでした。
挿し木(クローン)にして育てたところ、14年振りに初めて一莢のみ稔りました。
 花柄先端からの長さは47cm有り、
一莢は約4cm×4cm、蔓の太さは地上高40cmで直径9cmです。

写真からも分かるように、さやの表面は黄褐色の粉毛で覆われていましたが、
日ごとに脱落しています。粉毛は刺毛で、
皮膚に付着するとイラガに触った時のようにチクチクします。

日本の木本植物学の第一任者の村田源先生に報告した所、
京都大学標本庫にはインド産の種子しか無く、
花は同大学の温室で見た事があるそうで、
莢が見られるのは日本初だそうです。
(大学の標本庫に納めたいとの事で
木質部の一部を付けて切り取り、送付しました。)


アイラトビカズラNo1 

▲アイラトビカズラ


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